P62 河村勝馬の施政 稲田家臣として新制を布く。百姓は年貢に苦しむも秩序は保たる。後に改めの議あり。
P63 一新の結果 改革により郡政いっとき安んずるも、農民の困苦なお残る。村々では共助の仕組み生まる。
P64 別条(薬妙庵・庚申堂・楠木谷) 山裾に堂宇三つ並び立ち、霊験の谷と称される。修験者の修行場として知らる。
P65 本尊薬師如来(再記) 安養山長楽寺に祀られ、阿波西部の信仰圏を総べる。本尊の像容は古様を保つ。
P66 村内富家 代々の富農にして藍・桑・麻の三業を兼ねる。勤労を徳とし郡中の模範とされる。
P67 當代の庄屋 富三郎、正直勤勉の人。麻植郡における徳望第一なりと伝う。
P68 村長老(再記) 長老曰く、「洪水に耐え藍を守るは村人の心なり」と語る。郡人の精神を象徴す。
P69 宮の嶋村総記 東は芳野川、西は児島村。川の南に本村あり。洪水多しといえど地肥ゆる。
P70 藍花の由来 此地、藍花の地にして肥地なり。秋の洪水にしばしば害あり。然れど藍は枯れず。
P71 巻一の結び 阿波国は麻と藍の国なり。忌部の魂ここに宿り、風土記はこれを証す。
コメントを残す